『路線価2年連続上昇8.6% 地域間格差は拡大』
国税庁はこのほど、相続税や贈与税の算定基準となる2007年分の路線価を公表した。全国約41万地点の標準宅地の平均路線価は、前年を8.6%上回る12万6000円となり2年連続上昇となった(昨年は0.9%、11万6000円)。東京都、大阪府など5都府県で連続して上昇したほか、北海道や宮城県、福岡県など7道県でも上昇に転じた。一方で31県では下落が続き、大都市圏との格差はいっそう拡大した形だ。
路線価日本一は22年連続で東京都中央区銀座5丁目の文具店「鳩居堂」前。前年と比べて33.3%増の2596万円となった。都道府県庁所在地の最高路線価で、もっとも上昇したのは大阪市北区角田長の御堂筋(696万円)の40.3%で、次は横浜市西区南幸1丁目の横浜駅西口バスターミナル前通り(536万円)の35.9%。20%以上の上昇は、ブロック経済圏の中心都市の札幌、仙台、横浜、京都、大阪、神戸、福岡の9都市になった。
3大都市圏から離れた県庁所在地では以前下落が続いているが、下落幅は縮小している。ただし、郊外や郡部のいっそうの空洞化が進み、中核都市との地域格差の広がりが懸念されている。