『☆ ☆ ☆ Weekly コラム☆ ☆ ☆ 勤め人のしあわせ』
会社に勤めていて一番嬉しいことは、上役(特に社長)から努力が認められた時ではなかろうか。逆に、一番悲しいのは、上役から公平な評価をされず、嫌いな同僚やゴマすり人が出世して行くことであろう。源氏鶏太氏の小説を読んでいたら、「サラリーマン五つのしあわせ」というものが紹介されていた(源氏鶏太著『日日哀歓』新潮文庫の解説コーナーに藤田昌司氏が執筆)。引用させて頂くと、五つのしあわせとは、「よい上役をもつしあわせ」「よい上役になるしあわせ」「よい同僚をもつしあわせ」「よい同僚になるしあわせ」「責任ある仕事を果たせるしあわせ」であると言う。
会社に何十年勤めていると、仕事そのものの苦労は兎も角、上司(小企業であれば社長)や同僚との関係良否によって運命が決まる。長い間には、多かれ少なかれ嫌いな上司や同僚に遭遇することが普通だ。
ところで、勤務先を何となく転々とする人がいる。その原因の一つに、「よい上役をもつ」「よい同僚をもつ」しあわせを求めるだけで、概して自らが「よい上役になる」「よい同僚になる」「責任ある仕事を果たせる」しあわせを真剣に求めていないような気がする。勤め人のしあわせは、各人の年代や地位等によって果たすべき使命を守ることによって自然に獲得出来ると思われる。