『東京都債券市場構想 日本初の環境C B O』
東京都ではこのほど、中小企業の資金調達支援として、日本初の取組となる「環境CBO」の創設を公表した。「環境CBO」とは、平成14年度から実施してきたCBO(社債担保証券)のスキームに加え、二酸化炭素削減という地球温暖化対策の視点を取り入れたものである。CBO自体は、社債発行のスキームが基本で、無担保・無保証による長期の安定的な資金調達が可能になる手法。「環境CBO」では、中小企業の二酸化炭素削減対策を促進スキームとして、一定量の二酸化炭素(CO2)削減条件を設け、中小企業における省エネの取組を促していくもの。
また、「地球温暖化対策推進基金」を活用して、CBOの一部を東京都が無利子で購入し、企業の社債発行利率を引き下げ、より多くの企業が参加しやすい仕組としていく。新たな金融商品の提供により、広く中小企業におけるCO2削減の実現を支援し、省エネ・ムーブメントの醸成を狙いとしている。
今後のスケジュールとしては、10月にスキームを固め、11月上旬からCBO参加中小企業の募集を開始し、20年3月に第9回債券発行・資金供給を予定している。個人投資家向け債券としての発行を予定し、自治体連携による実施も予定されている。