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『☆ ☆ ☆ Weekly コラム☆ ☆ ☆ アイデアを作る技術』

 「良いアイデアはどのようにすれば出るのですか」という質問を経営者から時々受ける。このような質問をする時の経営者の心境は、大きく分けて二通りあるようだ。

 一つは、良いアイデアは何か特別な技法によって自然に湧いてくると考えていることである。もう一つは、良いアイデアは偶然のひらめきによって出てくるもので、その時の運不運によって決まると考えていることである。

 質問に対する筆者の回答は、上記のどちらでもなく、「良いアイデアは、ありふれたアイデアを出来るだけたくさん考え出すことで形成される」というものである。良いアイデアの創出は、何となく瞑想して稀に起こる幸運を待つことではない。頭を働かせて必死に考え、浮かんでくる着想を次々に記録しながら進めることである。

 また、経営者等から、「この問題を改善する良いアイデアを一つでいいから教えてくれ」と言われた場合の筆者の常套句がある。「一つだけのアイデアは教えられないが、3 つ以上ならば大抵何とかなるよ。選択は社長に任せるが」と。この技法は、部下からアイデアを集める時にも役立つ。アイデアの提出を1 人1 つだけ求めるのではなく、3~5個以上求めるのである。アイデアはたくさん出してから選択すべきものである。