『☆ ☆ ☆ Weekly コラム☆ ☆ ☆ 今時の若者は』
ある日、不動産会社(社員20人)を経営するA社長から、相談があるという電話を頂いた。訪問してみると、A社長は不機嫌な表情でひどく興奮気味であった。「連休中ずっと大型分譲地の大売出しをやったら、その後疲れたと言って欠勤だらけなんだ。特に、若いのが弱い。今時の若者は、体力も根性も無い。いちいち指示をしないと何も出来ない。今回は私が現場に行って発破をかけておいたが駄目だった。先生、若者の根性はどうすれば直りますか」以上のような発言は、A社長に限らず、頻繁に聞く話しである。「今時の若者は礼儀を知らない」「今時の若者は給料がもらえる有難さを知らない」「今時の若者は、きつく叱るとすぐ辞める」「今時の若者を見ていると、日本の将来は無いね」等々である。
「今時の若者は」という言葉は、古代ギリシャの神殿に落書きされていたと言う。江戸時代を舞台にした落語などにおいても、よく聞く言葉である。当然、現在の年配者も数十年前は言われていたはずだ。「どんな時代でも、上に立つ人が思い遣りの心を持って指揮命令を下せば、年齢に関係なく従いますよ。次回からは、発破をかけに行くのではなく、仕事に対する社長の意気込みと働く者への感謝の言葉を伝えに行きましょうよ」と、筆者は話した。