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『金銭出資による擬似DES等 活用事例を検討』

 JPBM地域会において擬似DESを活用した以下のような事例が紹介されている。

 【事例概要】A株式会社を親会社とするB株式会社は海外事業を展開しているが、債務超過の状態にある。親会社であるA株式会社は、経営状態も順調であり優良企業である。ただ、子会社であるB株式会社が債務超過のため、金融機関等に対する与信が低下し、A株式会社は金融機関からこれ以上の貸し出しの停止を示唆される。A株式会社としては、B株式会社の状態を改善して、与信を取り戻したい。

 【対応策】A株式会社からB株式会社へ貸し付けを行っている債権によって、DESを行えばどうなるか。現物出資された債権の額面と債務の評価額(時価)との「債務消滅益」が一定の条件以外は課税対象となる(平成18年度税制改正において時価で出資債権を評価)。課税上の問題でA株式会社とB株式会社との間のDESは効果が少ない。DESと同じ効果がでれば、B株式会社の状態も改善される。B株式会社からA株式会社への金銭出資による新株発行を行い、A株式会社からの出資額によって、A株式会社への債務を弁済する。これで、実質DESと同じ効果を得ることができる。