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『投資育成による事業承継対策 廉価な引受け、買戻し』

 第6回事業承継支援部会にて、中小企業投資育成株式会社による事業承継対策が紹介された。出資の条件として、(1)投資前の資本金が3億円以下であること(2)安定的な配当か将来の株式上場が期待できるもの(3)増資後の投資育成会社のシェアが50%を超えないこと(通常は40%目途)。

 原則経営に口出ししないで配当のみ期待する(安定株主対策)。利用の主な留意点として、将来の買戻しで、投資育成保有株式の全てを社長同族には戻せない(2/3は同族可でも、1/3は非同族に。社長と後継者長男がいる場合は必ず社長に戻す)事例として、資本金30百万円(旧額面額1,000円、発行済株式数30,000株)の小売業、年商5,300百万円、評価区分「大会社」、類似業種比準価額30,000円、社長と社長母の保有株式総額516百万円、二人の持ち株割合57.3%。

 対策として第三者割当増資にて25,000株発行、投資育成が全株引き受け。発行価額は1株1,400円(「法人税関係個別通達」に従い、予想利益45百万円ベースで算出)、株式配当額を1株当たり100円(10%)に設定。社長と社長母の保有株式総額が40%減、社長同族と投資育成で2/3を超える持株比率を確保し、経営の安定化も確保できた。