『☆ ☆ ☆ Weekly コラム☆ ☆ ☆ 寸陰を惜しむ』
古人は過ぎ去った時間を惜しんで、その気持ちを様々な表現で吐露している。最もよく聞く言葉が、「光陰矢のごとし」であろう。他にも、「歳月人を待たず」「白駒の隙(げき)を過ぐるがごとし」「光陰に関守なし」等、有名な言葉がたくさんある。
X社(建設業、社員約60人)では、全ての会議に時間制限を設けている。原則は最大20分で、事前に社長の許可を取った場合に限り40分まで認める。役員会も例外ではない。X社が時間管理に厳しいのは、現社長の祖父(創業者)からの慣わしで、「時間を惜しむ会社は決断と行動が早く、計画的に仕事を遂行するので事業効率が良く、社員の気力が充実しているから現場の事故も無い」という信念を持っている。
さらに、X社では時間を大切にすることによって、単に時間の節約になるだけでなく、次のような余禄があるという。
(1)短時間の会議で決定する為に、事前の準備を十分に行なう。また、会議は真剣勝負である(居眠りが出る前に終了する)。
(2)短い会議は5分で終わり、数分の遅刻が不参加で致命的になる為、各自が自分の行動計画を厳密に管理している。
(3)X社は業界内で決定と行動が早いという定評があり、発注元だけでなく、下請けや下職からも非常に信頼されている。