『国土形成計画の中間報告案広域ブロックを軸に将来像』
国土交通省の諮問機関である国土審議会計画部会はこのほど、「国土形成計画(全国計画)」に係る検討結果の最終的なとりまとめを行い、新しい国土像の構築とその実現に向けての青写真を示した。2年前より計画部会による審議を重ね、「多様な広域ブロックが自立的に発展する国土を構築するとともに、美しく、暮らしやすい国土の形成を図る」とのスローガンを掲げ、(1)シームレスアジアの形成(2)持続可能な地域の形成(3)災害に強いしなやかな国土の形成(4)美しい国土の管理と継承、の4つの戦略的目標を立てている。東アジアとの交流をより深めるため、アジアゲートウェイ構想として例えば日帰りビジネス圏や貨物翌日配達圏の構築、またアジアブロードバンド環境の整備等が取り組まれる予定だ。そのための国内交通体系の総合的整備や国際港湾、空港の整備を上げている。観光立国実現に向けた各国との交流も推進される。
また地震などの災害に強い国土を目指し、災害に強い施設の整備や「事業継続計画(BCP)」等の策定を推進、災害リスクを減少させる国土利用や、迂回ルートの設定等が上げられている。さらに目標実現に向けての横断的取り組みとして「新たな公」といった概念を機軸に、サービスや問題解決をよりきめ細かく進める予定だ。