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『“ 技術評価を経営の一部に”客観的視点が企業を強化』

技術評価には、企業の現在の技術的な資産価値の評価と、開発技術の将来性評価がある。今回は後者について考えたい。

さて技術評価と言っても、純粋に技術の新規性や進歩性だけを評価するものではない。同じ技術の芽があっても、それを保有する企業によって大樹となる場合もあり、すぐに枯れてしまうこともある。このような企業の体質や実績も含めての評価であり、また市場動向や技術動向も視野に入れ たものである。その意味では事業可能性評価を、技術の視点から行うものとも言える。

いろいろと中小企業の相談に乗っていて感じるのだが、開発製品が優れているとか、必ず売れるとの社長の思い込みが強い場合がかなりある。市場のニーズや動向との整合が取れていないことを無視したり、また企業体力に合っていないことをしようとすることがある。はなはだしい場合には、既にある本業をおろそかにして、未経験の分野に実績の無い段階でシフトすることもある。一言でいえば、自社技術の位置づけが見えていないということだ。

技術評価を受けることで、何が不足しているかが分かり、どのような経営資源の投入が必要か、などが見えてくる。特に他の市場に出ていく場合には、従来の成功パターンが通用しない。今も昔も「敵を知り、己を知らば百戦危うからず」だ。