『公会計改革がスタートなるか行財政改革』
皆様の記憶に新しい夕張市の破綻。一番
の問題は、各観光施設の赤字の無秩序な補
填を、議会や住民のチェック機能が結果と
して働かず、見逃したことにある。そうし
た反省も踏まえ、昨年からの所得税から住
民税への税源移譲の制度改正や、自治体財
政の自立の必要性も指摘されてきた。つま
り自治体の財務状況の正しい判断材料を市
民に対して理解可能な言葉で提供する、い
わゆる公会計改革の必要性であり、それが
来期より実施されることになった。具体的
には、都道府県と人口3万人以上の都市は
平成20年度会計(平成21年3月期)よ
り、
・貸借対照表(ストック状態を把握)
・行政コスト計算書(フロー状態を把握)
・資金収支計算書
・純資産変動計算書
の財務4表の作成・開示がスタートする(人
口3万人未満の都市でも平成22年度会計
よりスタート)。
この公会計改革の一番の特徴は、現金単 式簿記と様々な台帳で管理していた今まで の会計を、一般企業会計と同様に発生複式 簿記にすることにある。
これに伴い、今まで隠れていたコストが 露呈し、正確な資産・負債の把握、そして 税金の使い途を正確に示すことができるよ うになるだろうと期待されている。